2024/06/09 00:00
Country:Ethiopia
Region : Guji, Uraga
Farmer : Tabe Bruka washing station
Altitude : 1,800m - 2,000m
Beans : Heirloom
Process : Washed
〜ABOUT EXPORTER〜
バルクメ社
タベ・ブルカ・コーヒーウォッシングステーションは、オロミア州グジzoneウラガのスケ・ワラカタ村近郊に位置するウォッシングステーションです。
ウォッシングステーションの運営は輸出業者でもあるバルクメ社が行っており、オーナー兼ゼネラルマネージャーのタデッセ・エレマ氏は、1995年からコーヒー業界に携わり、スペシャルティコーヒーの生産を目的として、3つのウォッシングステーションと2つのドライミルを所有し、コーヒーの供給を行っています。
エチオピアのアラビカコーヒー全般を輸出していますが、特にシダモの標高2000m付近の高地産のコーヒーに精通しており、バルクメ社自身でもオロミア州内に2つの農園を所有し、生産技術・品質の向上に取り組んでいます。
また、自社農園の技術をグジzoneの700以上の生産者とパートナーシップを結びながらアドバイスを行う事で、スペシャルティコーヒーの生産を地域コミュニティに広めながら、地域全体の持続可能な農業を支援しています。
〜ABOUT WASHING STATION〜
バルクメ社がタベ・ブルカ・ウォッシングステーションを構えたのが2008年。
近隣にウォッシングステーションの無かったこの土地に初めてできたウォッシングステーションでした。
コーヒーのみならず社会的ミッションとして、この地域の学校や道路の建設にも寄与し、この土地のコーヒー産業と暮らしを支えてきました。
現在は、周辺(10~20kmほど)の5つの集落に暮らす300名ほどの小規模な生産者がタベ・ブルカにチェリーを納入しており、高品質なコーヒーを生産するために、チェリーの品質に合わせたインセンティブを設けて、生産者のモチベーションを高め、持続可能なコーヒー生産を目指しています。
各農家は、コーヒーの生産だけでなく食用の作物を混植するのが一般的です。
特にエンセーテ(ニセバナナの木)と呼ばれる植物は、この地域の主食でもあり、根に蓄えられたでんぷん質から主食が作られています。
また、幹に多くの水を貯える特徴があり、農地に一定の湿度や雨の降らない乾季においてコーヒーの木を守ってくれる働きがあると言います。
〜ABOUT PROCESS〜
収穫期に運び込まれたチェリーは、再選別によって熟度を均一に揃え、またウォータータンク内でフローターや過完熟なチェリーも丁寧に取り除かれます。
その後、パルピングを行い、近隣を流れるブルカ川の水を利用して24-36時間の発酵工程の後に水路で水洗し、ウェットパーチメントに仕上げられます。
乾燥工程では、攪拌とハンドピックを繰り返しながら、10日間前後かけてドライパーチメントに仕上げられます。